シリコーンゴムは、優れた耐熱性と離型性を有しています。最近では、その耐熱性と離型性を利用して電子レンジで使用するようなキッチン用品にも使われています。また、生理的不活性であることから医療用具や歯科印象材などにも使用されています。そして、水泳のプールキャップもシリコーンゴムで出来ていることを皆さんはご存知でしょうか? シリコーンゴムは身近にあり、そして気づかないうちに使っていることが多いのです。弊社では、その優れた特性を工業用シリコーンゴムロールへ応用しています。
シリコーンゴムの物性
| 特性 | 物性値 | 試験条件等 |
|---|---|---|
| 硬度 | 10〜95 [度] | JIS A |
| 引張強さ | 1〜12 [MPa] | ダンベル状3号形 |
| 伸び | 50〜800 [%] | ダンベル状3号形 |
| 引裂強さ | 20〜45 [kN/m] | クレセント形 |
| 圧縮永久歪み | 1〜30 [%] | 温度範囲:-25〜200℃ |
| 耐磨耗性 | 0.1〜3 [g] | 1000回 |
| 耐熱性(初期値半減時間) | 1000 [h] | 250℃、50%引張強さ |
| 耐油性 (体積変化率) | +10〜 +150 [%] | 100℃×120h浸漬、オイル |
| 耐酸性 (引張強さ変化率) | -30〜 -50 [%] | 25℃×120h浸漬、濃塩酸 |
| 耐アルカリ性 (引張強さ変化率) | -10〜-30 [%} | 25℃×120h浸漬、10%NaOH水溶液 |
| 表面抵抗値 | 100〜1000 [GΩ] | 25℃ |
| 絶縁破壊電圧 | 20〜80 [kV] | 直流電圧、1mm厚 |
| 導電性 | 1~1000 [Ωcm] | CB1〜20重量部配合 |
| 熱伝導性 | 0.2〜5 [W/m・K] | 金属酸化物0〜300部重量部配合 |